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お別れなフィルム! [カメラマンな生活]

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本日、僕のカメラマン生活最後の銀塩の仕事が終わった。20数年お世話になったフィルムを仕事においては使う事が無いと思う。
僕のアシスタント達も、もうフィルムを詰める事は無いだろうと思ったので大事にフィルムを詰めていた。
最後のポラはモデルさん自身に開けてもらった。自分の中での締めくくりの儀式だったのだが、自分でポラを開ける事が何故か怖い気がしたから。

フィルムを使わなくなると言う事は当然銀塩カメラも必要が無くなってしまう。一生懸命仕事をして揃えて来た機材を捨てる気にも成らないのでどこかに大事に仕舞っておこう。
今日残ってしまったフィルムを1本だけ保存しておく。もし孫が生まれたら「昔はこれで写真を撮って仕事をしていたんだよ。」と話をしてみたいから。

どこか寂しい気持ちに成ってしまった今日を一生忘れる事は無いだろう!
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終局な銀塩! [カメラマンな生活]

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遊びの事ばかり書いていたので、たまには真面目に仕事の話。
今までカメラマン生活が25年、当然の様にフィルムを使っていて、PKR、EPR、に始まりヴェルビア、プロビアに浮気をして、ここ10年ほどはE-100G。インスタントフィルムを併用なのでポラロイドにフォトラマ。

カメラは35mmは全てNikonでF2からF5まで、ブローニーはハッセルとマミヤ、大判がリンホフにジナー。当然全てのカメラの交換レンズが有り何十本。一体どれだけの量と金額に成るのか、恐ろしい数字に成ると思う。

僕の仕事の上では現在もフィルムを大量に使うクライアントが居るのだが年内には全てデジタルにする予定。フィルムには当然現像所が必要なのだがそのプロラボが極端に減ってしまった。残った大手ラボも営業部門のリストラで集配をしなくなってしまったのが僕のスタジオにとっては大きな負担になるのでデジタル化を進める大きな理由。

カメラマンのギャランティを決めるのにフィルムサイズが大きな要素であった。35mmの仕事は単価が安くて4×5の仕事なら単価が高いと言う様な悪習があり、デジタルであればさらに安いと言う話がカメラマン仲間では話題になる事も多い。僕はフィルム代もグロスで仕事をしているので年間かなりの金額が節約出来るのは大きなメリットには成るのだが、根切り交渉との戦いが待っているのは明らか。

デジタル化のメリットは色々有る。

仕事のスピードが速くなる。
長期ロケでのフィルム管理が必要無いのは精神的に楽になる。
機材関係がコンパクトになる。
露出の限界が高いので今までよりも写真を撮る幅やチャンスが広がる。
撮影の現場でデーターを渡せるので納品の手間が無くなる。

デメリットとしてはアシスタントがデーター管理に戸惑うくらいの事で、慣れてしまえば問題がないだろう。

長々と書いてしまったがデジタル化は僕にとってはメリットがの方が大きい。長い時間お世話になって来たフィルムやカメラとサヨナラするのは少し寂しい気がするのは確か!
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陸の上な水中ライト! [カメラマンな生活]

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そろそろ仕事モードに突入!ダイビング器材を片付けながら思いついた。大光量のダークバスターなら仕事の撮影にも使えるかも?現在使っている12Wでテスト撮影をしてみると問題が無さそう。早速、ダイビングショップに行って24Wを購入。理論上では絞りで1段分アドバンテージが有るはず。
プロフォトショップに行くと色々な道具が売っているのだが、天の邪鬼な僕はデフォルトのままで道具を使うのを良しとしない。何かひと手間加えて他人とは違った使い方を考える事に喜びを感じる。メーカーの言いなりに写真を撮っても同じ様な物しか出来ないし、メーカーの技術者がプロの写真を理解しているとも思えない。
24Wでテスト撮影をしてみて予想通りの写真が出来た。来週のロケから実践投入!


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待ち望んだD3X! [カメラマンな生活]

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ニコンのD3Xを仕事に投入する事にした。今まではD2Xがメインだったのだが仕事上は何も問題なく使っていた。新機種が出なければこれからも使って行けるカメラだと思う。昨年D3が出たときは少し心が動いたのだが、感度が高かった事と画素数がD2Xと変わらなかったのでそれほど必要性は感じていなかった。2千万画素オーバーに成って、フルサイズの画面。数年前まで使っていた35ミリの感覚に戻る事が出来るのが一番のメリット。
フィルムカメラの時代はF4をメインで使っていてF5は1台しか買わなかったが何も困る事は無かった。この十年に買ったデジカメはD1が2台、D1Xが1台、D2Xが3台、D2Xsが1台、ずいぶんと散財しているのである。ハッセルなんかもう20年は使っているのに。何とも非効率的なのだ。デジタルに成って素人さんにスペックの違いがあからさまに分かってしまうので、プロとしては最上位機種を使わざるをえない。
カメラマンとはお金が掛かるものである!
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メモリアルな写真! [カメラマンな生活]

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「成人の日」、僕はもう2回分になるが人生の大事な日の一つである。僕自身は営業写真館ではないので撮影する機会はあまり無いのだが、知人に頼まれて撮影する事は良く有る。着物関係の仕事はかなりしていたので慣れてはいるのだが、素人さんの大事な写真なので妙な緊張感でシャッターを切る。今年はダイビング仲間の妹さんを撮影。仕事で来ているヘアーメイクさんに居残りでお願いして、着付けさんも旧知の大御所をお願いした。撮影後でスタッフもだいぶ残っていたのでまるでコマーシャルの現場の様になっていたので素人モデルさんはかなり緊張気味。仕事の時よりも遥かに丁寧に緊張感をなるべくほぐす様に撮影。指先でシャッターを押すだけの事なのだが凄く疲れるのだ。彼女が母になり子供に見せた時に自慢の一枚と成れば、カメラマン冥利に尽きるというものだ。
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気楽な撮影! [カメラマンな生活]

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仕事の撮影が終わったあとに、モデルの加藤珠美さんのコンポジット用の撮影。彼女が十代の頃からのお付き合い、撮影現場ではいつも元気なムードメーカー。きちんと彼女が仕事を取る為の写真を撮ったあとに少し遊んだ写真も撮影。この写真は営業的には使えないとは思うのだが、自分の趣味の部分では楽しく撮る事が出来た。何の制約も無い写真を良いモデルさんで撮影出来るのはカメラマンとしては至福の時。スタッフ達もおもしろがって盛り上げてくれる。いつもこんな現場だと楽しいのだが?
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愛用なCOMET! [カメラマンな生活]

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連日スタジオにカンズメ状態なのだが購買欲は衰えないと言うより増加傾向。ヤフオクのチェックも忘れないでいたらスタジオ用の大型ストロボを格安で発見。即落札!僕が使っているのはCOMETのCXと言うタイプ。形式は古いタイプだがこちらの方が長年使っているので使いやすいし、なんと言ってもCOMET製のストロボは丈夫でトラブルフリーで、チャージが速い。スタジオにある最古の物は25年以上モデル撮影で使っているのだがまだまだ現役。地方の営業写真館で使われていた物らしく僕が1週間使った状態よりもはるかに奇麗だ。新品で買えば中古の車が楽勝で買える値段なのだが、今回は中古の原付よりも安い。人物撮影で切るシャッターの数は商品撮影の時の100倍程に成るので、消耗が激しい。当然カメラにも同じ程度の負担が掛かるので人物撮影系のプロカメラマンが使用していた機材の中古は絶対に買わない方が良い。
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左官な日! [カメラマンな生活]

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撮影用に大きな塗り壁が欲しくなってスタジオの一面を珪藻土で左官屋さんみたいに塗っている。なにぶん手仕事なのでアシスタント君には頼めないので孤独な作業。普通は撮影用のプロショップに行けば撮影背景用の素材は沢山売っているのだが、他のカメラマンも同じ物を使う事になるので僕としては気分が悪い。必然的に自分の手で色々な物を作ってしまう。ペンキ塗りや、壁紙貼り、大工仕事は当たり前の事なのだ。大きなバック紙を塗って失敗すると精神的なダメージは有るのだが、失敗の上に上塗りをして予想外にに素晴らしいバック紙なることもある。多少バランスが悪くても手作りのオリジナリティの方が大事なのである。そろそろ残りの作業をしなければ!
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下積みなアシスタント! [カメラマンな生活]

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カメラマンになる為には下積みな時期、アシスタントの期間を過ごす必要が有ると思う。中には天才みたいな人が居てのっけからフリーに成る人もいるが極稀である。アシスタントと一言でいっても色々なタイプが有る。貸しスタジオのアシスタント、派遣のアシスタント、制作会社のアシスタント、師匠付きのアシスタント。僕自身は初めから良い師匠に付けたので色々な仕事を経験出来たし、仕事の立ち上げからフィニッシュまで制作過程の全てに関わる事が出来たので、現在の仕事において非常に良い経験が出来た時期でもある。しかし多数のアシスタント達は使い捨てにされて現場でこき使われるだけ使われてカメラマンになる事を諦めてしまう。最近の現場では女性のアシスタント達が非常に目につくので、僕自身も初めて女性のアシスタントを使ってみた。まだ使い始めたばかりなので何とも分からない事ばかりなのだが早く僕のチームに馴染んでスタッフ達に可愛がられるように成って欲しい。僕の師匠は厳しい人だったがアシスタントを人間として認めていたし、僕も含め数人の飯が食えるカメラマンを育てた人なので、僕自身も飯が食えるカメラマンを育てる事が出来て、初めて一人前に成れると思っている。
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憩いなコースター! [カメラマンな生活]

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僕の人生の中で同一車種で一番乗っているのはトヨタのマイクロバスのコースターだと思う。この車種はロケバスと言われる撮影用の移動車両としてのシェアは9割はあるようだ。僕自身は他の車種に乗った事は無い。ロケバスさんと言う職種もは石原都知事のディーゼル規制でまだ乗れる車を廃車にしなければならず、死活問題なのだ。業界自体の景気も良い訳ではないし、軽油も一頃のガソリン並み、仕方なくやめていく人達も多い。
そんなロケバスなのだが今日の様な炎天下ロケでは唯一エアコンが効いている場所なのだ。僕たちカメラチームは表に出ずっぱりだが、冬物の洋服を着なければいけないモデルさん達には憩いの場所になる。ロケバスがなければ撮影が成り立たないのだ。不景気だけれども頑張ってください!
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